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みやっこ SCHOOL LIFE

更新日 : 2017年5月24日

学ぶ・つながる

平成29年度校園長研修会

4月12日、職員会館3階大ホールにて全ての市立学校園の校園長を対象とした研修会が行われました。
重松教育長からは「社会に開かれた教育課程」について、今村市長からは「教育大綱」についてお話がありました。

【社会に開かれた教育課程について(教育長講話から抜粋)】

現在検討されている次期学習指導要領は、教育の将来像を描くにあたって一つの目標となる2030年の社会と、その先の明るい未来を築くために大きなポイントとなります。

今、教育がかかえる大きな課題について3点述べさせていただきます。

1.しつけについて
日本では幼児期におけるしつけを自由奔放にやっていて年齢が上昇すると規律を教える傾向があると言われています。そうではなく、小さい時にしっかり規律を守れるようにし、大人になったら自分で判断して行動できるようにならなくてはなりません。
そのためには、発達段階に応じた適切な指導が大事です。
2.学級経営について
海外ではクラスの人数が少なく個人が中心であるが、日本ではクラスの人数が多く個人よりも学級という集団が大事に扱われてきました。今、その学級という集団のよさをいかすことが大切です。
学級でのいい部分は、集団のなかで色々なことを切磋琢磨できることです。子供たちをどう育てるか、学級経営をどのようにするかによって子供たちの発達が変わってきます。全体の集団をどのように育てるか、その中で個々をどう伸ばしていくかということをこれから考えなければなりません。
3.学びについて
日本では「個人の教育に高い価値を置く」という傾向があります。その中で知識、理解に重点を置いており、尺度としてきちんと測定できるものにウエイトを置きがちです。これからは、そうではなく、子供たちが将来どういうふうになりたい、何になりたい、どういうことがやりたいことかをしっかりヒアリングし、それを踏まえた進路指導が今後必要になってきます。そこで大事になるのが社会に開かれた教育課程です。
知識、理解は学校で身につけることができるが、それが実際に態度として実行できるには学校での知識理解だけではダメです。どこかで体験や地域の活動に参加し自分で何かをやってみるということをしないと身につきません。
実際の授業が社会に出て役に立つ、応用がきいた展開ができるものでないといけないと思います。
小学校で基本を学び、それを積み重ね、中学校で発展的な学習ができる授業を展開していく必要があります。

最後に幼小中高が独立して個々に動くのではなく幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高等学校と連続して子供たちは成長していくので、そのつながりの部分を円滑にやるように幼小中高の連携が大事であります。
教育課程では幼稚園の中身がかなり見直しされております。小学校、中学校もアクティブラーニングが入ります。西宮の教育のために校園長管理職として教育全体のマネジメントをお願いいたします。

【教育大綱について(市長説明から抜粋)】

多くの自治体では教育委員会が作成した教育振興基本計画をベースに教育大綱を作成している中、他から西宮の教育大綱はすごい、あんなふうにしたいと言ってもらいたいと思い、ゼロから教育大綱を作ることにしました。
「西宮の子供には、どんなふうに育ってほしいか」という理念をしっかり書いていく方向でスタートしました。
どんな子供に育ってほしいのか、どんな子育てをしてほしいのか、どんなふうに子供に接してほしいのか、ということを考えるにあたり、学校現場や色んな立場で子供たちに接している方にヒアリングをしました。
ヒアリングした内容をグルーピングしていき、もっとも誤解なく純粋に伝わる語彙を精査し作成いたしました。

ヒアリングした中で一番多く意見があったのは
大人が「過保護すぎる」、「過干渉すぎる」です。
例えば、ミニゲーム中、コーチが大声で、細かな指示を出したり、注意したりしている姿を見てJリーガーたちからは
「子供たちはサッカーが好きな子、Jリーガーを目指す子、体力作りのためにやっている子、など様々な思いでサッカーをやっている。小学生のサッカーは楽しいだけでいいのです。」とよく伺います。
親や他の大人たちが色んなことを指図したり、先回りしたりしすぎるから子供が先回りされるのを嫌がったり、自分で確かめに行かなくなったりしてしまいます。
そういったことがあったので西宮市は子供に期待を込め
教育大綱(1)「挑戦する勇気」(2)「自分で考える力」(3)「立ち上がるたくましさ」を子供に求め、また大人が挑戦する機会を奪わないようにするにはどうしたらいいかと問う意味もこめ、これを抽出しました。

他の意見として、
「地域の方が子供たちに声をかけづらい」
「自分と違う環境の人との接し方が下手ではないか」といった意見がありました。
そういったことから(4)「他へのおもいやり」を考えました。
色々な価値観があることを知るためにも色々な友達や色々な世代とつきあうことで多様な価値観を得られると思います。

(5)「健康的な生活」、(6)「ふるさとへの誇り」も西宮市の子供たちに期待したいです。
西宮市には子供がたくさんいます。
子供たちに西宮に対する愛情や感謝をもって育ってほしいという思いがあります。
彼らが大人になった時、西宮市に愛情と敬意を持って「西宮市で子供を育てたい」「西宮市の学校に行かせたい」という気持ちをもって西宮市に帰ってくることで、今の子育て世代が高齢者になっても地域社会が活力を持つことにもなります。

市長事務部局でも子供たちに提案したい施策がたくさんあります。そういったことに学校現場にも共感していただき、考えていただければ大変ありがたいです。
西宮市として教育大綱というコンセプトを持って子供たちに接したいと思っているので是非ご理解のほどよろしくお願いします。

【西宮市職員会館】

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